不動産購入の適切な年収は?予算の決め方も解説

【6月4週目 編集中】不動産購入の適切な年収は?予算の決め方も解説

不動産購入を検討し始めたものの、「現在の自分の年収で、どれくらいの価格の物件なら無理なく買えるのだろうか」と、予算の立て方にお悩みではありませんか。
基準を持たずに物件探しを進めたり、金融機関で借りられる限度額まで住宅ローンを組んでしまったりすると、購入後の生活費を圧迫し、後々の返済に苦しむ大きな要因となってしまいます。
本記事では、年収倍率の目安や具体的なシミュレーション手順、さらに安全な返済比率の見極め方など、年収から逆算して購入予算を導き出す方法について解説します。
将来にわたって安心できる資金計画を立て、後悔のないマイホーム選びを実現したいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。

不動産購入の予算の決め方

不動産購入の予算の決め方

不動産購入の予算を決める要素には、主に年収倍率や頭金などがあります。
まずは、年収から予算を算出する際の基本的な考え方について、解説していきます。

年収倍率の目安と根拠

年収倍率とは、物件の購入価格が世帯年収の何倍にあたるかを示す指標で、予算を考える入口として役立つ情報です。
近年は、低金利や建築費の上昇もあり、5倍~7倍前後を目安に検討するご家庭が多くなっています。
実際の住宅ローン利用者を対象とした調査でも、住宅の種類によって5倍台~7倍台前後の差が見られます。
また、土地付き注文住宅や新築マンションはやや高めとなり、建売住宅や中古住宅は少し低めになる傾向があるのです。
そのため、年収500万円なら2,500万円~3,500万円ほどがひとつの目安になります。
ただし、平均値だけで決めず、貯蓄や教育費、老後資金も含めて考えることが大切です。

頭金による予算への影響

頭金とは、購入時に現金で支払う自己資金のことです。
頭金が多いほど借り入れ元本を抑えられるため、月々の返済額や総返済額を軽くしやすくなります。
たとえば、4,000万円の物件を金利1.5%、35年で返済する場合、頭金なしでは毎月約12.2万円です。
一方で、頭金800万円を入れると毎月約9.8万円となり、総負担額にも差が出ます。
また、登記費用などの諸費用も必要になるため、手元資金を残しながら配分を考えましょう。
あらかじめ頭金の割合を決めておけば、物件価格と借り入れ額の関係も比較しやすくなります。

借り入れ可能額と自己資金

借り入れ可能額とは、金融機関が返済負担率などをもとに審査上で示す借り入れ上限のことです。
返済負担率は年収に占める年間返済額の割合で、一般的には30%~35%を上限の目安とするケースがあります。
しかし、上限まで借りると家計に余裕がなくなる可能性もあるでしょう。
そのため、額面年収の20%~25%以内に抑える意識が大切です。
自己資金もすべて頭金にせず、生活費や急な出費に備えるお金を残しておきましょう。
手取り収入と将来の支出を踏まえ、借り入れ額と頭金を組み合わせた金額が無理のない予算になります。

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不動産購入の適正予算を計算する3つの手順

不動産購入の適正予算を計算する3つの手順

前章では、年収から導く予算の目安について述べましたが、実際の家計事情はそれぞれ異なります。
ここでは、個々の事情に合わせた具体的な予算を計算する方法について解説します。

基本の予測計算

最初に、年収や頭金、返済期間を入力し、ローンの返済額を確認しましょう。
金融機関や不動産情報サイトの試算ツールを使えば、条件を変えながら毎月の負担を比較できます。
たとえば、年収500万円、頭金300万円、返済期間35年と入力すると、借り入れ額の目安を把握しやすくなります。
さらに、固定金利と変動金利を試せば、金利の種類による違いも見えてくるでしょう。
ただし、試算結果は入力条件で変わるため、ひとつの数字だけで判断しないことが大切です。
この段階では価格を絞り込まず、返済額の幅をつかむことを目的にしましょう。

家計に合わせた予算調整

次に、通信費や保険料、車関連費などの固定費を家計簿に沿って洗い出します。
食費や光熱費、教育費は家族構成や働き方によって変わるため、普段の支出を丁寧に確認しましょう。
購入後は、管理費や修繕積立金、固定資産税なども発生します。
そのため、住宅ローンだけでなく住居費全体で考えることが大切です。
税金や維持費のように毎月払わない費用は、年間額を12か月で割ると計画に組み込みやすくなります。
こうして家計の余裕分を見直せば、暮らしに合った購入予算を考えやすくなります。

複数条件の比較検討

最後に、金利や頭金、返済期間を変えた複数の条件を作成し、表に並べて比較します。
金利が1%上がった場合や、返済期間を30年に短くした場合も確認しておくと安心です。
また、出産や進学、車の買い替えなど、将来の大きな支出もくわえて考えましょう。
比較する項目は、頭金、金利の種類、返済期間、毎月の返済額などが中心です。
余裕を持たせた条件を用意すれば、金利上昇や生活費の変化にも対応しやすくなります。
複数の結果を見比べることで、買える価格ではなく返し続けやすい金額が見えてきます。

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安全なローンを組むための返済比率と見極め方

安全なローンを組むための返済比率と見極め方

ここまで、具体的な予算の計算方法を解説しましたが、安全にローンを返済し続けるための指標もおさえておきましょう。
最後に、住宅ローン審査でも重要となる返済比率について解説していきます。

返済比率の定義と重要性

返済比率とは、年収に対して年間のローン返済額がどれくらいを占めるかを示す割合です。
年間ローン返済額を年収で割り、100を掛けるだけで計算できます。
金融機関はこの数値をもとに、長く返済を続けられるかを確認します。
ただし、住宅ローンだけでなく、マイカーローンや教育ローン、クレジットカードの分割払いも合算される点に注意しましょう。
他の借り入れがある場合は、住宅ローンと合わせた年間返済額を書き出すと整理しやすくなります。
なお、審査では額面年収が使われることも多いものの、家計の実感を見るなら手取り収入でも確認しておくと良いでしょう。

年収別の無理のない返済

審査上の返済比率は30%~35%が目安とされることがありますが、実際の家計では20%~25%以内を意識しましょう。
返済比率25%で考えると、年収500万円は年間125万円、月額約10.4万円が目安です。
年収600万円なら年間150万円で月額約12.5万円、年収700万円なら年間175万円で月額約14.6万円になります。
一方で、年収600万円の返済比率を20%に下げると、年間返済額は120万円です。
その分、貯蓄や教育費に回せる余裕を残しやすくなるでしょう。
比率が少し変わるだけで負担は変動するため、手取り月収の4分の1以下も目安にしてください。

返済比率を抑えるコツ

返済比率を抑えるには、まず頭金を増やして借り入れ元本を小さくする方法があります。
また、返済期間を長めに設定すると月々の返済額を分散しやすくなります。
ただし、期間が延びるほど総支払利息は増えるため、余裕が出た時点で繰り上げ返済を検討しましょう。
繰り上げ返済は、予定より前倒しで元本を返し、将来の利息負担を減らす方法です。
ボーナス払いは補助的に考え、基本給だけでやりくりできる範囲に留めると計画が安定します。
さらに、変動金利を選ぶ場合は1%~2%の金利上昇も想定し、家族で年に1回はローン計画を見直しましょう。

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まとめ

不動産購入の予算は年収の5倍~7倍前後を目安とし、用意できる頭金や手元に残す自己資金を考慮して適正な借り入れ額を把握することが大切です。
現在の家計に合わせた具体的な予算を算出するためには、ローンの予測計算をおこなったうえで、生活費や維持費を含めた複数の条件を比較検討します。
安全にローンを返済し続けるためには、他の借り入れも含めた返済比率を手取り収入の20%~25%以内に抑え、頭金や返済期間を調整して負担を減らすと良いでしょう。

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